今回はこんな疑問にお答えしていきます。
本記事の内容
上司への『ごますり』は悪いことなのか?
心の距離を縮めるには『体の距離』を近づける
”人間”の部分にアプローチを仕掛ける
上司の冗談には全力で乗っかる
まとめ
自己紹介
こんにちは!たすけ(@tasukeblog)です。
この記事を書いているボクは自動車部品メーカーで営業の仕事をやりながら当ブログで情報発信しております。
いきなりですが、あなたのまわりに1人はいませんか?
上司にピッタリ貼り付いてお世辞を言ったり、機嫌をとったりする、言わば『ごますり』が上手な人です。
本記事は賛否両論ありますが、上司への『ごますり』のしかたついて記事にしてみようと思います。
先に結論を言ってしまうと、
心の距離を縮めるには『体の距離』を近づける
”人間”の部分にアプローチを仕掛ける
上司の冗談には全力で乗っかる
更に詳しく知りたいと思った方は記事を読み進めて下さい。
最後まで読み終えた直後から効果ありです。
もくじ
上司への『ごますり』は悪いことなのか?
このあたりの考え方に関しては賛否両論分かれるところかと思いますが、
上司へのごますりは決して悪いことではないというのがボクの考えです。
確かに一見すると過度な『ごますり』は、まわりの人たちにあまり良い印象を与えません。
『あいつ、また部長にごますってるよ…』
『あんなに媚売ってそこまで出世したいのかねぇ…』
といったような目で見られてしまいます。
しかし、一旦『ごますり』という言葉を忘れて社内の飲み会の席をイメージしてください。
・自分から一切話さず会話が続かない後輩
・愛想良くいろんなことを話しかけてくる後輩
あなたが、また飲み会に誘おうと思う後輩はどちらですか?
おそらく後者が多いのではないでしょうか?
極端な例ではありますが、『ごますり』が悪いことであれば、上司はごまをすってきた相手に対して懲罰的な態度で臨むはずですよね。
しかし、実際は『ごますり』に対して好意を寄せることが多い。
理由は『ごますり』が、双方にとってプラスになる行為だからです。
何でも良いです。目的を持ってやる『ごますり』は、相手に自分を売り込む一種の営業だとボクは思います。
心の距離を縮めるには『体の距離』を近づける
それでは『ごますり』のしかたを解説していきます。
まず1つめは、仕事相手や上司の懐に飛び込んで関係性を深めたい場合に、体の距離を近づけることがとても効果的です。
理由は、人は誰かと話したりする際に、自分が快適・不快と感じる『心のスペース』を保ち、無意識に相手と距離を取ろうするそうです。
これは『パーソナルスペース』とも言われ、相手との関係性によって体の距離が違ってきます。
【対人距離の分類】
1966年、アメリカの文化人類学者のエドワード・T・ホールは、アメリカ東北部の大西洋沿岸地方出身の中流の成人の習性を観察した結果、対人距離を4つのゾーンに大別し、それらをさらに近接相と遠方相の2つに分類した。
その空間については、概ね次のとおりである。
0cm〜15cm 抱きしめられる距離 15cm〜45cm 頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離 45cm〜75cm 相手を捕まえられる距離 75cm〜120cm 両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離
これにあてはめると、相手との関係性が深くなるにつれて体の距離が近くるということになります。
逆に、相手との関係性を深めたければ体の距離(パーソナルスペース)を近づけることが効果的と言えます。
● 飲み会の席などでは、関係を深めたい上司のとなりに座る
● 書類を提出する際に書類を持った手を近づける
さりげなく、あからさまにならないように気をつけながら実践してみてはいかがでしょうか?
”個人”の部分にアプローチを仕掛ける
上司へごますりをする際の2つめのポイントが、『上司』ではなく『一個人』と捉えて、その『個人』の部分にアプローチを仕掛けていくことです。
これは当たり前のはなしですが、上司もあなたと同じ人間です。
『個人』に会社や社会的な立場が重なって『上司』になるのです。
やはり上司へのごますりは、この『一個人』の部分へ仕掛けるのが効果的だと考えられます。例えば、
過去の生い立ち
好きなこと(趣味・特技)
家族のこと(子供がいれば子供の話題)
社外活動のこと
過去の実体験として、上司の個人的な話題を持ちかけたときに、たまたま愚痴を話してくれるときがありました。
こういったときは関係性を深めるチャンスです。
誰かが愚痴をこぼすときは、話を聞いてほしいサインだからです。
このような場合は相手に寄り添って話を聞いてあげましょう。きっと関係性が良くなるはずです。
上司の冗談には全力で乗っかる
上司へのごますりを上手くやる最後のポイントになります。
それは普段の会話で上司が突然笑いを取ってきたり、冗談を話してきたときには全力で乗っかり、リアクションを大きく取ってきちんと返してあげることです。
リアクションのとりかたに関しては、こちらの記事内で紹介していますので合わせてどうぞ。
続きを見る
【たったこれだけ】お客様と信頼関係を築くとてもシンプルな方法をご紹介します。
上司が突然笑いを取ってきたり、冗談を交えて話すときは以下の3つの心理が働いていると考えられます。
その① コミュニケーションを取ろうとしている
その② 場の雰囲気を和ませようとしている
その③ 本人の気持ちが高ぶっている
つまり、上司からあなたや他の人に歩み寄ってきているということです。
逆の立場で考えたときに、自分から歩み寄っていったのにリアクションを返してもらえなかったり、話をまともに聞いてもらえなかったら嫌ですよね?
これは上司も同じことが言えます。
そこで上司が冗談を交えて歩み寄ってきたときに、上司の気持ちを汲み取ってリアクションを返してあげると、
といった気持ちになり関係性が深まることが多いです。
結果的に「ごますり」が成立するわけです。
まとめ 上司への『ごますり』はいやらしくない程度にやろう
本記事では上司への『ごますり』について解説し具体的なやりかたをご紹介しました。
もう一度、ごますりのやりかたをおさらいすると以下になります。
上司への「ごますり」のやりかた
その① 心の距離を縮めるには『体の距離』を近づける
その② ”人間”の部分にアプローチを仕掛ける
その③ 上司の冗談には全力で乗っかる
上記のような感じです。
そして大切なのは『ごますり』は決して悪いことではないということです。
理由は、ごますりが双方にとってプラスになる行為だからです。
とは言え、何事もやりすぎには注意が必要です。
あからさまなごますりは、相手に見透かされる可能性もありますし、まわりのスタッフに白い目で見られてしまう場合だってありえます。
いやらしくない程度に上手にごますりをやって良い関係性を築いていきましょう。
今回は以上になります。ありがとうございました。