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幸福について:「幸せ」の根本的な理解が深まった一冊

 

自己紹介・まえがき

 

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本記事は読書メモです。最近読んで学びの多かった本について個人的に感じたことをまとめた記事です。

 

記事の内容は本書に書いてある内容の一部を引用し、読んだ感想を追記していきます。

今回の書籍は、ショーペンハウアーの幸福について(マンガ版)になります。


原作者紹介

 

ショーペンハウアー

ショーペンハウアー,アルツール【Arthur Schopen-hauer】

1788年‐1860年。ドイツの哲学者。仏教思想にも通じる思想と、インド哲学に精通しており、実存主義の祖とされる。その思想は多くの哲学者、文学者、思想家に影響を与えた。主著は『意志と表象としての世界』幸福について深く洞察したエッセイ『幸福について』などがある。

※この書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

 

人間の3つの根本規定

 

人間が生きていくための重要な指針である3つの根本規定がこちら。

 

① その人の人となり

② その人の持っているもの あらゆる意味での所有物と財産

③ その人の与える印象

 

この3つの根本規定の中でもっとも「幸せ」によるものが、

 

① その人の人となり

 

なのです。なぜなら、

 

人それぞれの性格や個性は一生変わることがない普遍的なもので、運命に左右されず奪うことができないからです。

 

その人の財産・所有物やまわりに与える印象は、時間と共に変わっていきます。

 

しかし、人となり(性格や個性)だけはだれからも冒されることなく変わらないということです。

 

自分を知る努力をしよう

 

現実は「主観」と「客観」でできており、ふだん見えている現実は客観的な部分が多く、自分が感じている気持ちなどは主観的なものです。

 

人の幸不幸は主観の影響下にあるため、自分の人柄を常に意識して行動していきたいものです。

 

 

幸福をどうはかるか

 

人の幸福は、快楽がどのくらいあったかではなく、『苦痛・災難』からどのくらい逃げ得たかをもって判定する。

 

幸福をはかるための3つの格言がこちら。

 

格言その① 自分の好きなことや好きなことをやれるのは幸福だ

格言その② 自分に起こることを面白がろう

格言その③ いま以上に何かを欲しない

 

苦痛や災難を避け、欲張りにならず前向きに日々過ごして行くことが大切なのですね。

 

 

3種類の人間の欲望

 

幸福について人間の欲望を理解しておくことも大切です。本書に書かれてある3種類の人間の欲望がこちらです。

 

その① 食と衣 必要で自然な欲望

その② 性的満足 不必要で自然な欲望

その③ 奢侈・耽溺・栄耀栄華 不必要で不自然な欲望

 

①と②は自然な欲望で普遍的です。

 

『その③ 奢侈・耽溺・栄耀栄華』を求めすぎることを本書ではこのように語っています。

 

財産や名声は海の水のようなものだ 飲めば飲むほど喉が渇く

 

つまり、財産や名声を求めすぎてもキリがないということですね。

 

 

嫉妬心は不幸の元

 

人は自分とだれかを比べて、能力のちがいや豊かで良い生活をしている人を羨ましがり、場合によっては嫉妬する生き物です。

 

嫉妬心が大きくなると、全てが空回りし攻撃的な発言や態度をとりがちになり、物事に冷静な判断ができなくなります。

 

本書にはこのように書かれてあります。

 

怒りでも憎しみでも言葉や表情に表すのは

・無益である

・危険である

・愚かである

・笑止である

・低級である

 

嫉妬心は会社の同僚や友人など、身近な人物に抱く傾向があり、一歩間違うとまわりとの人間関係にも影響がでてしまうため、常に広い心をもつことを心がけたいですね。

 

 

まとめ

 

本書はマンガで書かれてあり、早い人なら半日くらいで読める内容になっております。

日々の日常を少しでも幸福に生きるためのヒントが書かれてある書籍なので、ぜひ購入して読んでみてください。


今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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