今回は取引先とのビジネスメールやFAXを送信する際の宛名について解説してみます。
以外と多くの人がやりがちで、
一歩間違うと相手に不快な思いをさせてしまう恐れがあります。
本記事を通じてビジネスマナーを身につけていただけたらうれしいです。
本記事の内容
取引先へ送信するメールの宛名に『殿』をつけてはダメな理由とは??
正しい宛名の書き方は基本的にこの3つ
まとめ
自己紹介・まえがき
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さて本記事では、ビジネスメールやFAXなどを送信する際の宛名について記事にしてみます。
具体的にいうと、宛名に『殿』をつけると、場合によっては相手を不快な思いにさせることがありますよ、といった内容です。
若手の社会人の参考になればうれしいです。
もくじ
取引先へ送信するメールの宛名に『殿』をつけてはダメな理由とは??
早速結論から。
お客様に送信するメールやFAXの宛名に『殿』をつけてはダメな理由は以下の2つです。
その① 目上から目下に向けて使う敬称とされているから
その② 古風で堅苦しい印象をあたえてしまう
特にダメな理由としてあげられるのが、その①の
『殿』という敬称は、
目上から目下に向けて使う言葉とされているから
になります。
具体例をまじえて深掘りしていきます。
殿という敬称は目上から目下に向けてつかうのが一般的
意外と知らずに使っている人が多い印象をうける『殿』ですが、
これは一般的に目上のひとが目下に向けてつかう敬称となっています。
当然ですが、お客様や取引先にむけてつかうと失礼にあたる場合があり、
こちらの印象を悪くしてしまう可能性があります。
【誤った例文】
〇〇商事株式会社
営業部 部長 △△ 殿
現役営業マンであるわたしの肌感だと、
そこまで気にするひとは少ないように感じますが、
少しでもイメージダウンの可能性がある行動は、やらないほうが無難ですよね。
その場合は、『殿』を使うのではなく『様』を敬称として使いましょう。
【正しい例文】
〇〇商事株式会社
営業部 部長 △△ 様
古風で堅苦しい印象をあたえてしまう
現代のビジネスシーンで殿を使うと
古風で堅苦しい印象をあたえてしまう可能性があります。
その理由は『殿』という敬称の歴史が古いことがあげられます。
『殿』の歴史を深掘りすると、テレビや時代劇で見るような江戸時代以前から使われていた言葉であり、
もともとは人名ではなく邸宅の尊称として使われていたそうです。
その後、官公庁が発行する文書で使われるようになりました。
よほどの理由がない限り、わざわざ古い敬称を使う理由が見当たりません。
言い切ってしまうと、
現代のビジネスシーンにおいては『殿』を使わず
『様』を使いましょう。
正しい宛名の書き方は基本的にこの3つ
ビジネスメールの宛名については以前の記事で例文をつかって解説しました。
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【知らなかったでは遅い】ビジネスメールの書き方と注意すべきポイント3つをご紹介します
続きを見る
詳しくは過去記事を読んでいただくとして、こちらでは簡単に3つご紹介します。
その① 【御中】取引先や団体宛に送る場合
その② 【様】取引先の個人へ送る場合
その③ 【役職】送る相手に役職がある場合
サクッと紹介します。
その① 【御中】取引先や団体宛に送る場合
御中の使い方は、企業や部署、組織または団体宛に送る場合に使う敬称です。
【例文】
〇〇産業株式会社 御中
〇〇商事株式会社 営業部 御中
その② 【様】取引先の個人へ送る場合
取引先の個人宛にメールやFAXを送信する際には以下の方法でOKです。
会社名
名前(苗字)様
【例文】
株式会社○○工業 △△ 様
その③ 【役職】送る相手に役職がある場合
送る相手に役職がつく場合はきちんと役職も書きましょう。
会社名
役職
名前(苗字)様
【例文】
株式会社○○建設
工務部長 △△ 様
ワンポイントアドバイス
相手に役職がある場合に、敬意を表すために「役職」+「様」をつけてしまうと
『二重敬語』
となり、間違った言い方になってしまうので注意が必要です。
二重敬語に関しましてはコチラの記事で詳しく解説しています。あわせてどうぞ。
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【これ言ってるとヤバいかも...】社長や専務に『様』をつけなくても大丈夫な理由をご紹介します。
続きを見る
まとめ ビジネスマナーを守って不快な印象を与えないようにしよう
記事をまとめます。
本記事ではビジネスシーンにおけるメールやFAXを送るときの『宛名』について解説しました。
具体的には、宛名に『殿』をつけてはダメな理由と、
正しい宛名の書き方を3つに分けてご紹介しました。
特にメールやFAXといった、お互いの顔が見えない場面において
宛名の間違いは、不快な印象を与えるきっかけになるので注意しましょう。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。