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思考の整理学:普段の考え方を変えるきっかけになった書籍

 

自己紹介・まえがき

 

こんにちは!たすけです。

この記事を書いているわたしは、会社員をしながらブログで情報発信しています。

 

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本記事は読書メモです。最近読んで学びの多かった本について個人的に感じたことをまとめた記事です。

 

記事の内容は本書に書いてある内容の一部を引用し、読んだ感想を追記していきます。

 

今回の書籍は、思考の整理学になります。

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著者紹介

 

外山 滋比古 (とやま しげひこ)

1923年生まれ。東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授。専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、読書、読書論、エディターシップ、思考、さらに日本語論の分野で、独創的な仕事を続けている。平明で論理的な日本語を開拓したエッセイストとしても定評がある。

 

グライダー

 

学校はグライダー人間の訓練所である。飛行機人間はつくらない。グライダーの練習にエンジンのついた飛行機などがまじっていては迷惑する。危険だ。

学校では、ひっぱられるままに、どこへでもついて行く従順さが尊重される。勝手に飛び上がったりするのは規律違反。たちまちチェックされる。やがてそれぞれにグライダーらしくなって卒業する

 

社会は自分で飛ぶことができる飛行機人間を必要としている

 

グライダーと飛行機の決定的なちがいは、エンジンを搭載しているかいないか。

 

グライダーは風に乗ってしまえば飛び回ることができますが、地上から自力で飛ぶことは基本的に不可能です。

 

エンジン付きの機体に引っ張られないと風に乗ることができない。

 

これを人に例えて、社会では受け身の姿勢ではなく自発的に行動できる、いわばエンジンを持ち合わせる人間が必要とされる。

 

 

朝飯前

 

どんなことでも、朝飯前にすれば、さっさと片付く。朝の頭はそれだけ能率がいい

 

朝の仕事が自然なのである。朝飯前の仕事こそ、本道をいくもので、夜、灯りをつけてする仕事は自然にさからっているのだ

 

朝の脳は効率が良い

 

以前、下の記事でもご紹介しましたが、朝は脳の疲れがリセットされた状態で1日の中でもより集中力が高く、創造性のある発想が生まれやすい状態と言われます。

朝の画像
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本書に書いてあるように、むずかしい仕事は朝(朝飯前)にやると効率よく進めることができるのです。

 

 

醗酵

 

自分がわからないことや不思議に感じたこと→素材

この素材に対するアイデアやひらめき→醗酵素

 

この『素材』と『酵素素』を時間をかけて寝させる。

するとこれらは醗酵し『熟したテーマ』となり向こうからやってくる。

 

 

寝させる

 

見つめるナベは煮えない”ということわざがある。早く煮えないか、早く煮えないか、とたえずナベのフタをとっていては、いつまでたっても煮えない。あまり注意しすぎては、かえって、結果がよろしくない。しばらくは放っておく時間が必要だということを教えたものである。考えるときもおなじことが言えそうだ

 

むずかしい問題はひと晩寝てから考える

 

いくら悩んでも解決の糸口が見えない問題ごとは、いったん考えることをやめてひと晩寝てから改めて考えると良い。

 

なぜなら、そのときはどんなに考えても解決の糸口が見つからないのに悩みや考えごとを『寝させる』ことで、自然と落ち着き冷静に答えを導くことができるからです。

 

例えば人間関係のもつれや取引先とのトラブルなど、そのときはどうすることもできない悩みごとも、次の日には意外とすんなり解決策が出てくる。といったことが少なくありません。

 

考えても考えても解決しないときは考えることをやめることが大切なんですね。

 

 

ホメテヤラネバ

 

すぐれた教育者、指導者はどこかよいところを見つけて、そこへ道をつけておく。批評された側では、多少、けなされていても、ほめられたところをよりどころにして希望をつなぎとめることができる

 

平凡な人間は、見えすいたことばでもほめられれば、力づけられる。お世辞だとわかっていても、いい気持ちになる。それが人情なのではなかろうか

 

日常生活でも褒められて悪い気分にはならない

 

家庭や職場の人間関係で、どんなささいなことでも褒められるとうれしい気分になり、やる気が出てきます。

 

また、褒められることで他者からの信頼や尊敬を得ることができるため、そのような経験は個人的な自尊心を高める効果があります。

 

わざとらしく褒めるのはNGですが、対人関係で『相手を褒める』ことは常に意識しておきたいものです。

 

 

三上・三中

 

三上とは文章をつくるときに良い考えがよく浮かぶ場所といわれています。

 

馬上(馬に乗っているとき)

枕上(朝晩に限らず寝床についているとき)

厠上(トイレにいるとき)

 

自分の心が力むことなく、他のことをしようにもできない状態が創造的思考に適している。

 

また、他にも良い考えが浮かびやすい状態として三中という状態があります。それが、

 

無我夢中(無我夢中で考えること)

散歩中(散歩で体のリズムを一定にする)

入浴中(心身ともにリラックスした状態)

 

まとめると、物事を考えるときはいくらか拘束されており心が遊んでいるような状態がアイデアが浮かびやすいということです。

 

 

まとめ

 

本書は東大・京大で1番読まれた本と帯にかいてあるように、学生から社会人まですべての人におすすめできる内容です。

 

本記事でご紹介した内容の他にも、思考を深めるノートのとりかたなども書かれてあります。

 

気になった方はぜひ購入して読んでみてください。


 

今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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